“みゆき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行幸32.4%
深雪27.0%
御幸24.3%
8.1%
御行2.7%
巳之1.4%
征路1.4%
御雪1.4%
神幸1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丸ビルと行幸みゆき道路を隔てて近く姉妹館が建つそうである。それはホテルにするという事である。くて大玄関の左右の翼が完備することになる。
丸の内 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
思へば六とせそのかみに、たへ御法みのりををさめんと、わが故郷ふるさとを後にして、深雪みゆきの山に旅寝たびねして、ボウダの国に入りにしが、今また雪の山に来て
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
またお見せくださいました御幸みゆきに感謝の意もまだ表してお目にかけることができませんような不都合さも、また私が伺っておびすることにいたしましょう
源氏物語:36 柏木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
方孝孺堅くけいを守りて勤王きんのうの師のきたたすくるを待ち、事し急ならば、車駕しゃがしょくみゆきして、後挙を為さんことを請う。時に斉泰せいたい広徳こうとくはしり、黄子澄は蘇州そしゅうに奔り、徴兵をうながす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
根岸御行みゆきの松に道場を設け、新影流を教授して居り、年齢は男盛りの三十五、それでいて新影流は無双の達人、神刀無念流の戸ヶ崎熊太郎や、甲源一刀流の辺見へんみ多四郎や
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
喰うがどうした、おめえの阿魔あはもっとげんがだあ、中堀の巳之みゆきちゃんことくっついてるだぞ。知ってんか、おんだらちゃんと見ているんだ、いつも夜になんと粗朶置場の中で一緒に寝てるだ、——おんだらへいの穴から見てただ
お繁 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その力が、あの太后おばばの西の征路みゆきに、わざわざ初児を身ごもつてゐる大田を引きずり出したのだ。そしてこのおれを、京の留守役に釘づけにしたのだ。いや、あべこべだ。
春泥:『白鳳』第一部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
御雪みゆき、木津屋の御雪というのだ」
鹿は春日かすがの第一殿鹿島かしまの神の神幸みゆきの時乗りたまいし「鹿」から、からす熊野くまの八咫烏やたがらすの縁で、猿は日吉山王ひよしさんのうの月行事のやしろ猿田彦大神さるだひこおおかみの「猿」の縁であるが如しと前人も説いているが
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)