トップ
>
幸
>
みゆき
ふりがな文庫
“
幸
(
みゆき
)” の例文
〈近日しきりに神泉苑に
幸
(
みゆき
)
す、その中
彘猟
(
ていりょう
)
致さるるの間、生ける猪を取るなり、
仍
(
よ
)
りて池苑を掘り多くの蛇を食す、年々池辺の蛇の棲を荒らすなり
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
方孝孺堅く
京
(
けい
)
を守りて
勤王
(
きんのう
)
の師の
来
(
きた
)
り
援
(
たす
)
くるを待ち、事
若
(
も
)
し急ならば、
車駕
(
しゃが
)
蜀
(
しょく
)
に
幸
(
みゆき
)
して、後挙を為さんことを請う。時に
斉泰
(
せいたい
)
は
広徳
(
こうとく
)
に
奔
(
はし
)
り、黄子澄は
蘇州
(
そしゅう
)
に奔り、徴兵を
促
(
うなが
)
す。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
五月
庚辰
(
かのえたつ
)
朔
甲申
(
きのえさる
)
、
吉野宮
(
よしののみや
)
に
幸
(
みゆき
)
したまふ。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
〈梁武帝元洲苑に
幸
(
みゆき
)
し、大蛇道に盤屈し、群小蛇これを繞るを見る、みな黒色、宮人曰く恐らくこれ銭竜ならん、帝銭十万貫を以て蛇処を鎮め、以てこれを厭す〉
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
『日本紀』七や『豊後風土記』に景行帝十二年十月
碩田国
(
おおきたのくに
)
に
幸
(
みゆき
)
し稲葉河上に土蜘蛛を誅せしに血流れて
踝
(
つぶなき
)
に至るそこを血田というとあるのも土が赤かったからの
解説
(
いいわけ
)
だろ
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
八坂入彦皇子
(
やさかのいりびこのみこ
)
の
女
(
むすめ
)
弟媛
(
おとひめ
)
は無類飛び切りの佳人なり、その再従兄に当らせたもう景行帝その由
聞
(
きこ
)
し召して、遠くその家に
幸
(
みゆき
)
せしに、恥じて
竹林
(
やぶ
)
に隠れたので、帝
泳
(
くくり
)
の宮に
居
(
いま
)
し鯉多く放ち遊びたもう。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
“幸”の意味
《名詞》
さいわいであること。
しあわせ。
産物。特に、天恵による産物。
(出典:Wiktionary)
幸
常用漢字
小3
部首:⼲
8画
“幸”を含む語句
幸福
不幸
幸福者
幸運
行幸
幸子
御幸
幸若
還幸
梅幸
大原御幸
幸先
幸手
幸甚
幸田露伴
欣幸
幸若舞
幸徳
天幸
幸堂得知
...