“幸若舞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうわかまい80.0%
カウワカマヒ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「犬千代が小鼓をいたせば、誰ぞ立って、幸若舞こうわかまいなと、田楽舞でんがくまいなと、一さし舞わしゃれ。木下どのは話せぬ男で、まだ舞はよう舞わぬそうな」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうした事実を尚深く遡って考えると、能が出来る迄には雅楽、幸若舞こうわかまい、田楽、何々舞、何々狂言なぞいう、能楽の前身とも云うべきものが非常に発達していたらしい。
能とは何か (新字新仮名) / 夢野久作(著)
わが国の神事舞には、「立謡タチウタ」を原則とするものがあつた様で、幸若舞カウワカマヒなどはとりわけ目につくものだ。
江戸歌舞妓の外輪に沿うて (新字旧仮名) / 折口信夫(著)