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まんねんちやう
ふりがな文庫
“まんねんちやう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
萬年町
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
萬年町
(逆引き)
友達
(
ともだち
)
いやしがりて
萬年町
(
まんねんちやう
)
の
呼名
(
よびな
)
今
(
いま
)
に
殘
(
のこ
)
れども、三五
郎
(
らう
)
といへば
滑稽者
(
おどけもの
)
と
承知
(
しやうち
)
して
憎
(
に
)
くむ
者
(
もの
)
の
無
(
なき
)
きも一
徳
(
とく
)
なりし、
田中屋
(
たなかや
)
は
我
(
わ
)
が
命
(
いのち
)
の
綱
(
つな
)
、
親子
(
おやこ
)
が
蒙
(
かう
)
むる
御恩
(
ごおん
)
すくなからず
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
三十一日
(
さんじふいちにち
)
、
小田原
(
をだはら
)
見物
(
けんぶつ
)
、
遊女屋
(
いうぢよや
)
軒
(
のき
)
を
並
(
なら
)
べて
賑
(
にぎやか
)
なり。
蒲燒屋
(
かばやきや
)
を
覗
(
のぞ
)
き
外郎
(
うゐらう
)
を
購
(
あがな
)
ひなどしてぼんやり
通
(
とほ
)
る。
風采
(
ふうさい
)
極
(
きは
)
めて
北八
(
きたはち
)
に
似
(
に
)
たり。
萬年町
(
まんねんちやう
)
といふに
名代
(
なだい
)
の
藤棚
(
ふぢだな
)
を
見
(
み
)
、
小田原
(
をだはら
)
の
城
(
しろ
)
を
見
(
み
)
る。
熱海の春
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
相州
(
さうしう
)
小田原
(
をだはら
)
の
町
(
まち
)
に
電車鐵道
(
でんしやてつだう
)
待合
(
まちあひ
)
の、
茶店
(
ちやみせ
)
の
亭主
(
ていしゆ
)
が
言
(
ことば
)
に
因
(
よ
)
れば、
土地
(
とち
)
の
鹽辛
(
しほから
)
、
蒲鉾
(
かまぼこ
)
、
外郎
(
うゐらう
)
、
及
(
およ
)
び
萬年町
(
まんねんちやう
)
の
竹屋
(
たけや
)
の
藤
(
ふぢ
)
、
金格子
(
きんがうし
)
の
東海棲
(
とうかいろう
)
、
料理店
(
れうりてん
)
の
天利
(
てんり
)
、
城
(
しろ
)
の
石垣
(
いしがき
)
、
及
(
およ
)
び
外廓
(
そとぐるわ
)
の
梅林
(
ばいりん
)
は、
凡
(
およ
)
そ
日本一
(
につぽんいち
)
也
(
なり
)
。
城の石垣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
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