“ほねみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ホネミ
語句割合
骨身82.4%
骨味5.9%
骨肉5.9%
骨體5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女は身悶みもだえして、からみついている蛇の口から逃れようとするが、いよいよそれは、しっかりと巻き締めて、骨身ほねみに食い入るようです。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
正に骨味ほねみけづるが如くあれほどひつ死に眞劍しんけんあらそたゝかはなければならないとは! さう言えば、むかしあらそ將棋せうきやぶれていて死んだわか棋士きしがあつた。
たよりなくおもうと、じきにさむさが骨肉ほねみにしみこんできました。しかし、かれは、一ぴきでいいからさかなれたときのことを空想くうそうして、もうそんなさむさなどはかんじなかったのであります。
北の国のはなし (新字新仮名) / 小川未明(著)
見ねば戻らぬ樣にかせはたまいあらさずに骨體ほねみくだいてはたらきても火災くわさいの難に水旱すゐかんの難儀が終始しじう付てまは追々おひ/\かさ年貢ねんぐ未進みしん今年ことしは何でもをさむべしと村役人衆むらやくにんしうより度々の催促さいそく其處そこ色々いろ/\工面くめんも仕たが外に仕方の有ざれば所詮しよせん我内わがうちには居られぬなり此上は我四五年のあひだ何國いづくへなりとも身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)