“こつにく”の漢字の書き方と例文
語句割合
骨肉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姑必ずしも薄情ならず、其安産を祈るは実母と同様なれども、此処ここ骨肉こつにく微妙びみょうの天然にして、何分なにぶんにも実母に非ざれば産婦の心を安んずるに足らず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
あの人たちは、みなじぶんを心のそこからいとしんでくれる、骨肉こつにくのようなやさしさと、温味あたたかみをもっている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伯氏あには菊花のちかひを重んじ、命を捨てて百里をしはまことあるかぎりなり。士は今尼子にびて一三六骨肉こつにくの人をくるしめ、此の一三七横死わうしをなさしむるは友とするまことなし。