“としうへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
年上55.6%
年長27.8%
歳上11.1%
年紀上5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしは、わたしころされるんでございませうか、ときながらまをしますとね、年上としうへかたが、いゝえ、お仙人せんにんのおとぎをしますばかりです、それは仕方しかたがござんせん。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
どうかするとおさへきれないほどの居眠りが出て年長としうへの人達からよく惡戲されたことなど、御話したいと思ふことはいろ/\ある。
なにぞにつけてこひしければでは如何いかばかりこゝろぼそくもかなしくもらうなれどおよばずながらわたしはちからになるこゝろあねおもふてよとたのむは可笑をかしけれど歳上としうへなれば其約束そのやくそく何時いつも/\ふことながらわたしは眞實ほん同胞はらからおもひますとなぐさめられてうれしげに御縁ごえんあればこそおやどもばかりかわたしまでめぐりめぐつてまた御恩ごをんうみともやまともくちには
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
かはり、といただけでがふるへたではありませんか。——えゝ、かはり。……なにそれだつて、と年紀上としうへかたまた、たゞ毎月まいげつ一度いちどづゝ、ちついたくるしいおもひをするだけなんですツて——
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)