“としうえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
年上40.5%
年長29.7%
年紀上16.2%
歳上8.1%
年歯上2.7%
齢上2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「アネモネにしましょうね、いま咲(さ)きかかったばかりなのですもの。」と、三人(にん)の令嬢(れいじょう)の中(なか)のいちばん年上(としうえ)のがいいました。
花と人の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
が、一(ひ)ト言(こと)二タ言話して見ると極めて世事慣(せじな)れていて、物ごし態度も沈着払(おちつきはら)っていて二つも三つも年長(としうえ)のように思えた。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
と聞いて頷(うなず)くのを見て、年紀上(としうえ)だけに心得顔(こころえがお)で、危(あぶな)っかしそうに仰向(あおむ)いて吃驚(びっくり)した風(ふう)でいる幼い方の、獅子頭(ししがしら)を背後(うしろ)へ引いて
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
松山さんは機嫌(きげん)よく、上原を賞(ほ)めていましたが、ぼくと視線が合うと、忽ち、不機嫌な顔付になって、「おい、大坂(ダイハン)、上原とやってみい。お前の方が一ツ歳上(としうえ)じゃないか」
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
兄は或上級生に艶書(ふみ)をつけられたと云って、私に話した事がある。その上級生というのは、兄などよりもずっと年歯上(としうえ)の男であったらしい。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
二十一歳で博士になり、少佐の資格で、齢上(としうえ)の沢山な下僚を呼び捨てに手足のごとく使い、日本人として最高の栄誉を受けようとしている青年の挙動は、栖方を見遁(みのが)して他に例のあったためしはない。
微笑 (新字新仮名) / 横光利一(著)