齢上としうえ)” の例文
二十一歳で博士になり、少佐の資格で、齢上としうえの沢山な下僚を呼び捨てに手足のごとく使い、日本人として最高の栄誉を受けようとしている青年の挙動は、栖方を見遁みのがして他に例のあったためしはない。
微笑 (新字新仮名) / 横光利一(著)