“せいご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小鱸15.4%
成語15.4%
省悟15.4%
誠吾7.7%
勢語7.7%
正語7.7%
清娯7.7%
省吾7.7%
精巧7.7%
背子7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一昨年おととしの夏、小鱸せいご釣に出でゝ、全くあぶれ、例の如く、大鯰二つ買ひて帰りしが、山妻さんさい之を料理するに及び、其口中より、水蛭ひるの付きし「ひよつとこ鈎」を発見せり。
釣好隠居の懺悔 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
不足ふそくてん適當てきたう外語ぐわいごもつ補充ほじうするのはつかへないが、ゆゑなく舊來きうらい成語せいごてゝ外國語ぐわいこくご濫用らんようするのは、すなはみづからおのれを侮辱ぶじよくするもので、もつてのほか妄擧まうきよである。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
骨董といふものに就て一種の淡い省悟せいごを発せしめられるやうな気味があるので、自分だけかは知らぬが興味有ることに覚える。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
誠吾せいごと此姉の間にもう一人ひとり、それから此姉と代助の間にも、まだ一人ひとり兄弟があつたけれども、それは二人ふたりとも早く死んで仕舞つた。母も死んで仕舞つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
誠吾せいごと云ふあにがある。学校を卒業してすぐ、ちゝの関係してゐる会社へたので、今では其所そこで重要な地位を占める様になつた。梅子といふ夫人に、二人ふたり子供こどもが出来た。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ねや、いや、寢床ねどこともの、——源語げんごでも、勢語せいごでもない、道中膝栗毛だうちうひざくりげまくらせて、どたりとなつて、もうきさうなものだとおもふのに、どこかのしげりへあらはれないときは、出來できるものなら
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
裏面から観察するとすれば酔漢の妄語もうごのうちに身の毛もよだつほどの畏懼いくの念はあるはずだ。元来諷語ふうご正語せいごよりも皮肉なるだけ正語よりも深刻で猛烈なものである。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この「筋の通った蒐集研究をする」これは最も賢明で本当の仕方であるから、相応に月謝さえ払えば立派に眼も明き味も解って来て、間違まちがいなく、最も無難に清娯せいごを得る訳だから論はない。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
画師である。乙平おとへい省吾せいごは席順に、「第八等格、廿俵二人扶持、渡会乙平、廿六」、「第七等席、三両三人扶持、島省吾、廿五」があるが、果して其人なりや否を知らない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
前髪立の美少年、曙染あけぼのぞめの振袖、精巧せいごの袴、短いのを前半に差して、紫足袋、さながら絵に描いたようです。
銭形平次捕物控:239 群盗 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
飛騨風な背板せいた背子せいごともいう)を背中に負い、その上に行李こうり大風呂敷おおぶろしきとを載せていたが、何しろ半蔵の荷物はほとんど書物ばかりで重かったから、けわしい山坂にかかるたびに力を足に入れ
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)