“しょうてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小亭13.3%
焦挺6.7%
小幀6.7%
小弟6.7%
少丁6.7%
承禎6.7%
昭帝6.7%
松亭6.7%
焦鼎6.7%
照綴6.7%
省亭6.7%
章帝6.7%
縦騁6.7%
鐘啻6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぎさには風流な小亭しょうていが作ってあり、山手のほうには、渓流けいりゅうに沿った場所に、入道がこもって後世ごせの祈りをする三昧堂さんまいどうがあって、老後のために蓄積してある財物のための倉庫町もある。
源氏物語:13 明石 (新字新仮名) / 紫式部(著)
それのみでなく、この凌州りょうしゅうの戦いによる副産物として、黒旋風の李逵りきが、枯樹山の山賊、喪門神そうもんしん鮑旭ほうきょくと、相撲とり上がりの没面目ぼつめんもく焦挺しょうていという二人をも仲間につれて帰って来た。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
地悪星 没面目 焦挺しょうてい
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
椿岳の画は大津絵でも鳥羽絵とばえでもない、蕪村でも大雅でもない。尺寸の小幀しょうていでも椿岳一個の生命を宿している。
兄のクリストフは、末弟ばっていのこの出過ぎた向上心を許しはしなかった。おびただしい楽譜の筆写を発見すると、小弟しょうていの手からそれを取り上げて、六か月の苦心の結果を火に投じてしまったのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
少丁しょうてい、口分田をうけ田租を納めるほかに、四分の一人前の庸調を負担す)
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
そもそも、始祖は江州ごうしゅうの産、叡山えいざんに登って剃髪ていはつし、石堂寺竹林房如成じょせいと云う。佐々木入道承禎しょうていく、久しく客となっておりますうち、百家の流派を研精し、一派を編み出し竹林派と申す。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
武帝ぶていの死と昭帝しょうていの即位とを報じてかたがた当分の友好関係を——常に一年とは続いたことのない友好関係だったが——結ぶための平和の使節である。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
小野吾滑あなめは、小野小町の伝説に現われる「あなめあなめ」の歌に由来し、清水松亭しょうていという名は古い知り人の名を借りた。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
みんの末の話である。中州ちゅうしゅう焦鼎しょうていという書生があって、友達といっしょにべん上流かわかみへ往ったが、そのうちに清明せいめいの季節となった。
虎媛 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ここニ堂諭ヲ奉シ、支那字ヲ用テ、法国律語ノ音ヲ釈ス、其旨趣しいしゅハ、およそ原語ノ訳シ難キ者、及ビ之ヲ訳スルモ、ついニ其義ヲ尽シ得ザル者ハ、皆仮リニ意訳ヲ下シ、別ニ漢字ヲ以テ、原字ノ音ヲ照綴しょうてい
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
が、実をいうとこの評判は美妙の作よりは省亭しょうていの拙い裸体画の成功であったのだ。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
寿光侯じゅこうこうは漢の章帝しょうていの時の人である。彼はあらゆる鬼を祈り伏せて、よくその正体を見あらわした。
縦騁しょうてい五分間ののち、前途はるかに競争者の影を認め得たり。しかれども時遅れたれば、容易に追迫すべくもあらざりき。しこうして到着地なる石動いするぎはもはや間近になれり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
寒山寺の鐘啻しょうていひびきわたるところ「落月鳴烏霜満天……」の詩が生まれたのもむべなるかなと思ったが、この辺の景色がいい。