小亭しょうてい)” の例文
たださえ狭い眼界は度の強い望遠鏡でさらにせばめられる。これらの人のために、この大建築から離れた所に、小さな小亭しょうていが建てられている。
丸善と三越 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
なぎさには風流な小亭しょうていが作ってあり、山手のほうには、渓流けいりゅうに沿った場所に、入道がこもって後世ごせの祈りをする三昧堂さんまいどうがあって、老後のために蓄積してある財物のための倉庫町もある。
源氏物語:13 明石 (新字新仮名) / 紫式部(著)