“こゝろよわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
心弱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引斷(ひきちぎ)りては舌鼓(したうち)して咀嚼(そしやく)し、疊(たゝみ)とも言(い)はず、敷居(しきゐ)ともいはず、吐出(はきいだ)しては舐(ねぶ)る態(さま)は、ちらと見(み)るだに嘔吐(おうど)を催(もよほ)し、心弱(こゝろよわ)き婦女子(ふぢよし)は後三日(のちみつか)の食(しよく)を廢(はい)して、病(やまひ)を得(え)ざるは寡(すく)なし。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
微笑(びせう)を含(ふく)みて讀(よ)みもてゆく、心(こゝろ)は大瀧(おほだき)にあたりて濁世(じよくせ)の垢(あか)を流(なが)さんとせし、某(それ)の上人(しやうにん)がためしにも同(おな)じく、戀人(こひゞと)が涙(なみだ)の文字(もじ)は幾筋(いくすぢ)の瀧(たき)の迸(ほとばし)りにも似(に)て、失(うしな)はん心弱(こゝろよわ)き女子(をなご)ならば。
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
生憎(あいにく)夜風(よかぜ)の身(み)に寒(さぶ)く、夢(ゆめ)のやうなる考(かんが)へ又(また)もやふつと吹破(ふきやぶ)られて、ええ私(わたし)は其(その)やうな心弱(こゝろよわ)い事(こと)に引(ひ)かれてならうか、最初(さいしよ)あの家(うち)に嫁入(よめいり)する時(とき)から、東二郎(とうじらう)どのを良人(をつと)と定(さだ)めて行(い)つたのでは無(な)いものを
うらむらさき (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)