“きうでん”の漢字の書き方と例文
語句割合
宮殿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
河間王かかんわう宮殿きうでんも、河陰かいん亂逆らんぎやくうて寺院じゐんとなりぬ。たゞ堂觀廊廡だうくわんらうぶ壯麗さうれいなるがゆゑに、蓬莱ほうらい仙室せんしつとしてばれたるのみ。たんずべきかな。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それはたとへば堂塔だうたふ伽藍がらんつく場合ばあひに、巨大きよだいなるおも屋根やねさゝへる必要上ひつえうじやう軸部ぢくぶ充分じうぶん頑丈ぐわんぜうかためるとか、宮殿きうでんつく場合ばあひに、その格式かくしきたもち、品位ひんゐそなへるために、優良いうれうなる材料ざいれうもち
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
読者どくしやよ、かくのごときはみづうみ宮殿きうでんいたきざはしの一だんぎない。片扉かたとびらにして、うつたる一けいさへこれである。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
つぎに允恭天皇いんけうてんのうの五ねん丙辰ひのえたつぐわつ廿四地震ぢしん宮殿きうでん舍屋しやをくやぶるとある。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)