“きゅうでん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宮殿78.6%
給田21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地獄ぢごく夜叉やしゃ肉體からだには何者なにものませうとや? あんな内容なかみにあのやうな表紙へうしけたほんがあらうか? あんな華麗りっぱ宮殿きゅうでん虚僞うそ譎詐いつはりすまはうとは!
寺を瓦葺かわらぶきといった言葉が伊勢神宮いせじんぐうにもあって、宮殿きゅうでんや神のおやしろでさえも、さいしょは瓦をつかってはいなかった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その功もあって、平ノ忠盛には、給田きゅうでんを増され、特に昇殿の資格もゆるされた。
今日きょう余は女児と三疋の犬とを連れて、柿を給田きゅうでんに買うべく出かけた。薄曇りした晩秋の寂しい午後である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)