“おうしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
往診44.4%
王進11.1%
王真11.1%
応身11.1%
応震11.1%
王申11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど、その時分じぶんB医師ビーいしは、くらみちかんがえながらしたいてあるいてきました。かれは、いま往診おうしんした、あわれな子供こどものことについて、さまざまのことをおもっていたのです。
三月の空の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
途々みちみち、智深は、にわか出家の花和尚かおしょうとなった身のいきさつを友に語り、九紋龍は渭水いすいを去ってのち、延安えんあん北京ほっけいをさまよい、いまだに尋ねる師の王進おうしん先生にも巡り会えず
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いなめば、彼らの立場がなかろう。王進おうしんは、病床を出て身じたくした。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
甲戌こうじゅつおおい斉眉山せいびざんに戦う。うまよりとりに至りて、勝負しょうはいあいあたり、燕の驍将ぎょうしょう李斌りひん死す。燕また遂にあたわず。南軍再捷さいしょうしてふるい、燕は陳文ちんぶん王真おうしん韓貴かんき、李斌等を失い、諸将皆おそる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
諸将これをあやぶみてものいえども、王かず。いで蕭県しょうけんを略し、淮河わいかの守兵を破る。四月平安小河しょうかに営し、燕兵河北かほくる。総兵そうへい何福かふく奮撃して、燕将陳文ちんぶんり、平安勇戦して燕将王真おうしんを囲む。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それ、熊野本宮の阿弥陀如来は、済度苦界の教主、法身ほうしん報身ほうしん応身おうしんの三身をそなえたる仏なり。或は早玉宮はやたまぐう本地ほんちの薬師如来は衆病悉除しゅびょうしつじょの如来なり。
「丸山応震おうしんとか——」
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
唐の貞元ていげん年間のことである。望苑ぼうえん駅の西に王申おうしんという百姓が住んでいた。