“あを/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
青々66.7%
蒼々14.3%
碧々9.5%
緑々4.8%
青青4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眞中まんなかには庭園ていえんがあり、噴水ふんすいえずみづし、あたりには青々あを/\しげつた庭木にはきゑてあり、あつなつでもすゞしいかんじをあた
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
亭主ていしゆこたへて、如何いかにも、へんうはさするには、はるあけぼののやうに、蒼々あを/\かすんだ、なめらかな盤石ばんじやくで、藤色ふぢいろがゝつたむらさきすぢが、寸分すんぶんたがはず、双六すごろくつてる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
皮膚はくすんだ眞珠色で、眼は赤ん坊のやうに、清純で碧々あを/\とさへして居りました。こんな眼はしかし、はかり知ることの出來ない、智慧と情慾とをかくして居ることでせう。
銭形平次捕物控:315 毒矢 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
緑々あを/\としたマロニヱの、下にははしこい娘達
市の外れにある離宮センブルンは仏蘭西フランスのヹルサイユを真似まねたものであるが、芝草の青青あを/\とした三笠山の様な丘の上にある層楼そうらうの石の色を夕暮に見上げた感じは好かつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)