“あおあお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
青々63.2%
蒼々26.3%
碧々5.3%
青青2.6%
緑々1.3%
蒼蒼1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、てんでに、ごろの青々あおあおとした、のついているたけったり、ったりしてきました。
真坊と和尚さま (新字新仮名) / 小川未明(著)
そら青々あおあおがって、おにわにはさくらはなみだれていました。
桃太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
海は昨日荒れた事も、もうけろりと忘れたように、蒼々あおあおなごんだ右舷の向うへ、済州島の影をよこたえている。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
彼は言いながら女給の手の指を視詰みつめた。蒼々あおあおしく痩せた細い魅力の無い指だった。
指と指環 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
秋の空の碧々あおあおと澄んだ彼方の馬見所のグラウンドの上には、黄いろいほこりの虹が幾すじも立っていた。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「きれいな空ですこと、碧々あおあおして、本当に小袖こそでにしたいようでございますね」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
青青あおあおとしたやなぎのえだが風になびいて、そのなかで小鳥がないたり、ちょうちょうがったりしていました。
浦島太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「ああ、ひろい田んぼが見えて、青青あおあおした空がながめられて、ひさしぶりでいい心持こころもちだ。わたしはここでしばらく日向ひなたぼっこをしているから、そのあいだにお前はお社へおまいりしてくるといいよ」
たにしの出世 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
屋敷のあとはきかえされて、今は陸稲おかぼ緑々あおあおと茂って居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
あるものは悩ましげな藍いろの半洋服で、あるものは膝よりも白いくびをさしつらぬいて、蒼蒼あおあおした水の上に、何らの波紋もなく、しんとして映っているのであった。
幻影の都市 (新字新仮名) / 室生犀星(著)