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碧々
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あおあお
ふりがな文庫
“
碧々
(
あおあお
)” の例文
秋の空の
碧々
(
あおあお
)
と澄んだ彼方の馬見所のグラウンドの上には、黄いろい
埃
(
ほこり
)
の虹が幾すじも立っていた。
かんかん虫は唄う
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
眼の下
遥
(
はる
)
かの下界に当たって、
碧々
(
あおあお
)
と
湛
(
たた
)
えられた大湖水、すなわち
諏訪
(
すわ
)
の湖水であって、
彼方
(
かなた
)
の岸に壁白く石垣高く
聳
(
そび
)
えているのは三万石は諏訪
因幡守
(
いなばのかみ
)
の高島城の天主である。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
またそうした、恋の絵巻の染めいろを、自分の
眉
(
まゆ
)
、
碧々
(
あおあお
)
とした眼に映してみると、その対照の香り不思議な色合いに、われともなくフローラは、美の泉を見いだしたような気がした。
紅毛傾城
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
「きれいな空ですこと、
碧々
(
あおあお
)
して、本当に
小袖
(
こそで
)
にしたいようでございますね」
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
碧
漢検準1級
部首:⽯
14画
々
3画
“碧”で始まる語句
碧
碧血
碧玉
碧空
碧眼
碧梧桐
碧落
碧瑠璃
碧潭
碧色