“あをあを”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
青々40.0%
青青20.0%
碧々20.0%
緑緑20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾等われら上陸じやうりくしたへん自然しぜんまゝなる芝原しばゝら青々あをあをとして、其處此處そここゝに、れぬ紅白こうはくさま/″\のはな咲亂さきみだれて、みなみかぜがそよ/\とくたびに、りくからうみまでえならぬ香氣にほひおくるなど
見ると牧場まきばの柵の様な低い木の門が其処そこにある。マロニエの木が隙間もなく青青あをあをと両側に立つて居た。しかし人の通ふ道の上には草が多く生へて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
弱い朝日の光が霧を透すので青青あをあをとした水が、紫を帯び、其れに前の家家いへいへの柱や欄干や旗やゴンドラを繋ぐくひなどが様様さま/″\の色を映してるのがたまらなく美しい。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ひさかたの四方よも天雲あまぐも地に垂りて碧々あをあをしかもきぬがさのごと
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)