トップ
>
骨髓
>
こつずゐ
ふりがな文庫
“
骨髓
(
こつずゐ
)” の例文
新字:
骨髄
ズボリと
踏込
(
ふみこ
)
んだ
一息
(
ひといき
)
の
間
(
あひだ
)
は、
冷
(
つめた
)
さ
骨髓
(
こつずゐ
)
に
徹
(
てつ
)
するのですが、
勢
(
いきほひ
)
よく
歩行
(
ある
)
いて
居
(
ゐ
)
るうちには
温
(
あたゝか
)
く
成
(
な
)
ります、ほか/\するくらゐです。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
拙者切腹を仰せ付けられなかつたのが、見付けものと言つて宜いくらゐ。いや、この怨み
骨髓
(
こつずゐ
)
に
徹
(
てつ
)
して忘れる隙もない、いづれは叩き斬つて溜飮を下げるつもりで居た拙者だ。
銭形平次捕物控:220 猿蟹合戦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
働くにぞ大膳は元來
短氣
(
たんき
)
の性質なれば
無念
(
むねん
)
骨髓
(
こつずゐ
)
に
徹
(
てつ
)
すれども伊賀亮が戒めしは
此所
(
ここ
)
なりと
憤怒
(
ふんど
)
を
堪
(
こら
)
へ居たりける斯て八山の天一坊が行列には眞先に葵の紋を染出せし
萌黄純子
(
もえぎどんす
)
の
油箪
(
ゆたん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
渠
(
かれ
)
さへあらずば
無事
(
ぶじ
)
なるべきにと、
各々
(
おの/\
)
我
(
わが
)
命
(
いのち
)
を
惜
(
をし
)
む
餘
(
あまり
)
に、
其
(
その
)
死
(
し
)
を
欲
(
ほつ
)
するに
至
(
いた
)
るまで、
怨恨
(
うらみ
)
骨髓
(
こつずゐ
)
に
徹
(
てつ
)
して、
此
(
こ
)
の
法華僧
(
ほつけそう
)
を
憎
(
にく
)
み
合
(
あ
)
へり。
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
その節藏の係をして居た拙者が役目の落度で長の
暇
(
いとま
)
と相成り、無念
骨髓
(
こつずゐ
)
に
徹
(
てつ
)
して、伊八の跡をつけ廻して居るが、何處に隱したか見付ける工夫がなく、
確
(
しか
)
とした證據もないので
銭形平次捕物控:303 娘の守袋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
殺害に及びしなどとは
夢
(
ゆめ
)
にも知らぬ
無實
(
むじつ
)
の難にて入牢なし其事故の
分明
(
あきらか
)
に
別
(
わか
)
らぬ内に
情無
(
なさけな
)
くも牢死に及びける故遂に死人に口なしとて
悉皆
(
こと/″\
)
く長庵の
佞辯
(
ねいべん
)
により
種々
(
いろ/\
)
言廻
(
いひまは
)
され
夫
(
をつと
)
道十郎の
罪科
(
ざいくわ
)
とは定まりし事無念
骨髓
(
こつずゐ
)
に
徹
(
とほ
)
り女ながらも
再度
(
ふたゝび
)
願
(
ねが
)
ひを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
與七が怨み
骨髓
(
こつずゐ
)
に
徹
(
てつ
)
するのはそのためだつたのです。
銭形平次捕物控:132 雛の別れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
髓
部首:⾻
23画
“骨”で始まる語句
骨
骨董
骨牌
骨折
骨董屋
骨髄
骨董品
骨肉
骨柄
骨頂