“驟雨:ゆうだち” の例文
“驟雨:ゆうだち”を含む作品の著者(上位)作品数
泉鏡花4
永井荷風2
吉川英治1
徳冨健次郎1
徳冨蘆花1
“驟雨:ゆうだち”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]3.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.2%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
暫時しばしとどまる事なし、かの「五月雨さみだれに年中の雨降り尽くし」とんだ通り、大声嘈々驟雨ゆうだちの井をさかさにするごとく
くびすを返すとあわただしく一散にけ下りたが、里に着いた時分に山は驟雨ゆうだち
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二本松のあたり一抹いちまつの明色は薄墨色うすずみいろき消されて、推し寄せて来る白い驟雨ゆうだち進行マアチが眼に見えて近づいて来る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
きょう十三日も、空は依然荒れぎみで、折々、沛然はいぜん驟雨ゆうだちが来ては、またれたりしているが、ゆうべも山の方ではだいぶ降っていたらしい。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
多くの草刈夥間なかま驟雨ゆうだち狼狽ろうばいして、蟻のごとく走り去りしに、かれ一人老体の疲労はげしく、足蹌踉よろぼいて避け得ざりしなり。
金時計 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
すぐにざぶり! 差配おおやの天窓へ見当をつけたが狛犬こまいぬ驟雨ゆうだちがかかるようで、一番面白うございました、と向うのにごり屋へ来て高話をしますとね。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
並木なみきの松と松との間が、どんよりして、こずえが鳴る、と思うとはや大粒な雨がばらばら、立樹たちきを五本と越えないうちに、車軸を流す烈しい驟雨ゆうだち
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
暗い中から驟雨ゆうだちのような初夏の雨が吹きあげるように降っていた。
馬の顔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
昨日きのうなんか驟雨ゆうだちが来たわねえ。」
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
八月の末から九月の初めにかけては、時々夜になって驟雨ゆうだちれたあと、澄みわたった空には明月が出て、道も明く、むかしの景色も思出されるので、知らず知らず言問ことといの岡あたりまで歩いてしまうことが多かったが、今夜はもう月もない。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)