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退
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たい
ふりがな文庫
“
退
(
たい
)” の例文
とおもふはなどいふ
調子
(
ちようし
)
は、いかにも
日
(
ひ
)
を
暮
(
くら
)
しかねてゐる
退
(
たい
)
くつな
人
(
ひと
)
のあくびでもしたいような
氣持
(
きも
)
ちが
出
(
で
)
てゐるとおもひます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
浜野知三郎さんの
言
(
こと
)
に拠るに、「北条子譲墓碣銘」は山陽の作つた最後の金石文であらうと云ふことである。霞亭の家は養子
退
(
たい
)
が襲いだ。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
河を渡り地を
択
(
えら
)
み、士馬を休息せしめ、
隙
(
げき
)
を
観
(
み
)
て動くべきなりと。燕王曰く、兵の事は
進
(
しん
)
ありて
退
(
たい
)
無し。勝形成りて而して
復
(
また
)
北に渡らば、将士解体せざらんや、公等の見る所は、
拘攣
(
こうれん
)
するのみと。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
退
(
たい
)
一
歩
(
ぽ
)
堕地獄
(
だじごく
)
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
平伏
(
へいふく
)
なし御尋ねの如く其節損じ候
御道具
(
おだうぐ
)
代金
(
だいきん
)
と致し差出せし事相違御座なく候と申けるに大岡殿附添の留守居へ向はれ然らば今日は
先
(
まづ
)
退
(
たい
)
出致すべし追て呼出す間吟味中
屹度
(
きつと
)
愼
(
つゝし
)
ませ置べしと申渡され夫より又此段京都所司代松平丹波守殿へ
急使
(
はやうち
)
にて申送られければ松平殿是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
けれどもこの
作者
(
さくしや
)
の
中心
(
ちゆうしん
)
として
詠
(
よ
)
んでゐるのは、そんなところでなく、
何事
(
なにごと
)
もないごく
退
(
たい
)
くつな
生活
(
せいかつ
)
をしてゐる
人
(
ひと
)
が、けふもまた
暮
(
く
)
れて、
蜩
(
ひぐらし
)
が
鳴
(
な
)
いてゐるとかう
思
(
おも
)
つてゐて
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
退
常用漢字
小6
部首:⾡
9画
“退”を含む語句
後退
引退
退出
退去
立退
退引
飛退
退屈
退却
遠退
退校
退避
退治
進退
辞退
退潮
退院
退歩
追退
居退
...