ども)” の例文
石の如くなりて聞き居りし役人どもは此時、俄かに周章狼狽し初めたるが、そが中にも、罪状を読み上げたりし陣羽織の一人は、采配持つ手もわなゝきつゝ立上り
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
武裝ぶさうせる幾多いくた海賊かいぞくどもに/\劔戟けんげき振翳ふりかざしつゝ、彼方かなた甲板かんぱんから此方こなた乘移のりうつり、たがひ血汐ちしほながして勝敗しようはいあらそふのであるから、海賊かいぞくてば其後そのゝち悲慘ひさんなる光景くわうけいまでもないが
血気にはやる若鬼ども
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
こと面倒めんだうおもはゞ、昔話むかしばなし海賊船かいぞくせん戰術せんじゆつ其儘そのまゝに、するど船首せんしゆ眞一文字まいちもんじ此方こなた突進とつしんきたつて、に/\劍戟けんげき振翳ふりかざせる異形ゐげう海賊かいぞくども亂雲らんうんごと甲板かんぱん飛込とびこんでるかもれぬ。
「それ非人ども……先づ其の女から」
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
此方こなたつよければそのぞくども鏖殺みなごろしにすること出來できるのである。
やおれ役人ども。よつく承れ。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)