“同年輩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうねんぱい57.1%
おないどし28.6%
おなじとしごろ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは海水着に海水帽をかぶった同年輩どうねんぱい二人ふたりの少女だった。彼等はほとんど傍若無人ぼうじゃくぶじんに僕等の側を通り抜けながら、まっすぐに渚へ走って行った。
海のほとり (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それを羨まし気に見ながら、同年輩おないどしの、見悄みすぼらしいなりをした、洗晒しの白手拭をかぶつた小娘が、大時計の下に腰掛けてゐる、目のシヨボ/\した婆様ばあさんの膝に凭れてゐた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
それから二月経過たつと磯吉はお源と同年輩おなじとしごろの女を女房に持って、渋谷村に住んでいたが、矢張やはり豚小屋同然の住宅すまいであった。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)