“おないどし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
同年63.2%
同一年10.5%
同年輩10.5%
同一年紀5.3%
同年齡5.3%
同年齢5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時彼は十六になっていたが——ある同年おないどしの少女を、急に好きはじめたのである。少女は彼のある同級生の妹で、金髪の、思い切って陽気な子だった。
「一昨年十八九、私と同一年おないどしぐらいだねえ?」
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
愈々いよいよ開業となつてからは、其店そこの大きい姿見が、村中の子供等の好奇心を刺戟したもので、お定もよく同年輩おないどしの遊び仲間と一緒に行つて、見た事もない白い瀬戸の把手とつてを上にねぢり下に捻り
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
橋のつめには向い合って二軒、蔵屋、かぎ屋と名ばかりいかめしい、蛍狩、すずみをあての出茶屋でぢゃやが二軒、十八になる同一年紀おないどしの評判娘が両方に居て、負けじと意気張って競争する、声もうぐいす時鳥ほととぎす
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
自分じぶん同年齡おないどし自分じぶんつてる子供こどものこらずかたぱしからかんがはじめました、しも自分じぶん其中そのかなだれかとへられたのではないかとおもつて。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
「おばさん、御覧なさい」とお倉は稲垣の細君に指して見せて、「達雄さんと姉さんとは同年齢おないどしの夫婦なんですよ」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)