“末輩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まっぱい85.7%
まつばい14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
過日来の御評議は、われら末輩まっぱいには知るよしもないが、およそ興亡に関わる大事な軍議が、老臣の衆だけで決定されるはずはない。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なんの、あのことは、蔡将軍さいしょうぐんの仕業ではありません。おそらく末輩まっぱいの小人ばらがなした企みでしょう。私はもう忘れております」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここにおいて考証家の末輩まつばいには、破壊を以て校勘の目的となし、ごうもピエテエのあとを存せざるに至るものもある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)