トップ
>
末輩
>
まっぱい
ふりがな文庫
“
末輩
(
まっぱい
)” の例文
過日来の御評議は、われら
末輩
(
まっぱい
)
には知るよしもないが、およそ興亡に関わる大事な軍議が、老臣の衆だけで決定されるはずはない。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なんの、あのことは、
蔡将軍
(
さいしょうぐん
)
の仕業ではありません。おそらく
末輩
(
まっぱい
)
の小人
輩
(
ばら
)
がなした企みでしょう。私はもう忘れております」
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
執り行う
碩学
(
せきがく
)
のお眼にかのうた者が授かるものだと伺っております。なんで、私のような
末輩
(
まっぱい
)
が、知ろう道理はありません
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ゆうべ……いや明け方かも知れんな。この附近、
傷
(
て
)
を負った学僧が一名、歩み迷ってはいなかったか。——まだ生若い
末輩
(
まっぱい
)
じゃよ。ご存じないかの」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その
頭角
(
とうかく
)
すら認められず、柴田、丹羽、滝川などの諸将から見ればずっと
末輩
(
まっぱい
)
に置かれていた頃なのに、当時、恵瓊が都から中国へ報じた吉川元春
宛
(
あて
)
の書状のうちには、偶然か
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
命令の不当をこう鳴らす者は、ひとり真田父子ばかりでなく、一族
末輩
(
まっぱい
)
にいたるまで
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いつも御健勝の
態
(
てい
)
で、宮方たるわれら
末輩
(
まっぱい
)
まで、心強うぞんぜられます
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“末輩”の意味
《名詞》
地位や技術などが劣っている者。
つまらない者。
(出典:Wiktionary)
末
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
輩
常用漢字
中学
部首:⾞
15画
“末”で始まる語句
末
末期
末裔
末枯
末子
末世
末梢
末路
末席
末代