輕々かろ/″\)” の例文
新字:軽々
けれどそちいやしくも魚族ぎよぞくわうの、ちゝをさつたらばそのあとぐべき尊嚴たうと身分みぶんじや。けつして輕々かろ/″\しいことをしてはならない。よいか
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
勿論もちろん吾等われら空中旅行くうちうりよかう目的もくてきと、櫻木大佐さくらぎたいさ海底戰鬪艇かいていせんとうてい秘密ひみつとは、輕々かろ/″\しく外國船ぐわいこくせんなどにさとられてはならぬが、それは臨機應變りんきおうへんなにとか言脱いひのがれの工夫くふういでもい。
只〻まだ見ぬ敵におそれをなして、輕々かろ/″\しく帝都を離れ給へる大臣殿おとゞどのの思召こそ心得ね。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
夫人ふじん!』とわたくしくちつたが、てよ、いま塲合ばあひ此樣こんはなし——むしわたくし一個人いつこじん想像さうざうぎないこと輕々かろ/″\しくかたつて、このうるはしきひとの、やさしきこゝろいためるでもあるまい、と心付こゝろづいたので
勿論もちろん、かのふねわたくし想像さうざうするがごと海賊船かいぞくせんであつたにしろ、左樣さう無謀むぼうには本船ほんせん撃沈げきちんするやうなことはあるまい、印度洋インドやう平均水深へいきんすいしんは一せんひやく三十ひろ其樣そんふかところ輕々かろ/″\しく本船ほんせん撃沈げきちんしたところ