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船客
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せんきやく
ふりがな文庫
“
船客
(
せんきやく
)” の例文
出港
(
しゆつかう
)
のみぎり
白色檣燈
(
はくしよくしやうとう
)
の
碎
(
くだ
)
けた
事
(
こと
)
、メシナ
海峽
(
かいきよう
)
で、
一人
(
ひとり
)
の
船客
(
せんきやく
)
が
海
(
うみ
)
に
溺
(
おぼ
)
れた
事等
(
ことなど
)
、
恰
(
あだか
)
も
天
(
てん
)
に
意
(
こゝろ
)
あつて、
今回
(
こんくわい
)
の
危難
(
きなん
)
を
豫知
(
よち
)
せしめた
樣
(
やう
)
である。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
ドオバアからオスタンド迄の海上三時間は少し
許
(
ばか
)
り波の立つのを感じた。晶子を
酒場
(
バア
)
の
側
(
そば
)
の
寝台
(
ねだい
)
へ休息させて置いて、自分は
甲板
(
かんぱん
)
の上の
船客
(
せんきやく
)
に交つて涼しい汐風に吹かれて居た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
英
(
エイ
)
、
佛
(
フツ
)
、
獨
(
ドク
)
、
露
(
ロ
)
、
白
(
ハク
)
、
伊等
(
イとう
)
各國
(
かくこく
)
の
上等
(
じやうとう
)
船客
(
せんきやく
)
は
何
(
いづ
)
れも
美々
(
びゞ
)
しき
服裝
(
ふくさう
)
して
着席
(
ちやくせき
)
せる
其中
(
そのなか
)
に
交
(
まじ
)
つて、
美
(
うる
)
はしき
春枝夫人
(
はるえふじん
)
と
可憐
(
かれん
)
の
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
との
姿
(
すがた
)
も
見
(
み
)
えた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
行
(
ゆ
)
き合ふ時双方の
船客
(
せんきやく
)
が帽やハンカチイフを振り
互
(
たがひ
)
に健康を祝つて叫び
交
(
かは
)
す。又信号所の附近にある人家の楼上から女子供が「ボン、ヴオアイヤアヂユ」などと
仏蘭西
(
フランス
)
語で呼び
掛
(
かけ
)
る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
既
(
すで
)
に
夜
(
よる
)
深
(
ふか
)
く、
加
(
くわ
)
ふるに
當夜
(
このよ
)
は
浪
(
なみ
)
穩
(
おだやか
)
にして、
船
(
ふね
)
に
些
(
いさゝか
)
の
動搖
(
ゆるぎ
)
もなければ、
船客
(
せんきやく
)
の
多數
(
おほかた
)
は
既
(
すで
)
に
安
(
やす
)
き
夢
(
ゆめ
)
に
入
(
い
)
つたのであらう、たゞ
蒸滊機關
(
じようききくわん
)
の
響
(
ひゞき
)
のかまびすしきと
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“船客”の意味
《名詞》
船客(せんきゃく)
船の乗客。
(出典:Wiktionary)
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
客
常用漢字
小3
部首:⼧
9画
“船客”で始まる語句
船客等