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舍
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やど
ふりがな文庫
“
舍
(
やど
)” の例文
新字:
舎
その聲は微なりと雖、猶我耳に入りて、我はおのが聲の能く調へるに心付きたり。喜は我胸に滿ちたり。神は我身に
舍
(
やど
)
り給へり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
島は清休の
子婦
(
よめ
)
、廓清の妻になつて、一子東清を擧げた。若し島が下げられた時、義公の
胤
(
たね
)
を
舍
(
やど
)
してゐたとすると、東清は義公の
庶子
(
しよし
)
であらう。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
如何に
零落
(
れいらく
)
なせばとて取戻せしと云れんことも
無念
(
むねん
)
なり又是迄年來
磨上
(
みがきあげ
)
たる武士の
魂魄
(
たましひ
)
何ぞ再び
變
(
へん
)
ずる事あらんや
渇
(
かつ
)
しても
盜泉
(
たうせん
)
の水を
飮
(
のま
)
ず熱しても
惡木
(
あくぼく
)
の
蔭
(
かげ
)
に
舍
(
やど
)
らず君子は
清貧
(
せいひん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
そを最初に聞きしはフエデリゴなるが、かれは打ち笑ひ乍らも、そちが説教は、兎も角もフラア・マルチノが教へしよりは善し、そちが身には詩人や
舍
(
やど
)
れる、といひき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
若し然らずして、嘉永元年に八十歳で歿した壽阿彌自身が、
彼
(
かの
)
疑問の女の胎内に
舍
(
やど
)
つてゐたとすると、壽阿彌の父は明和五六年の交に於ける水戸家の當主でなくてはならない。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
請給ふか正實の
頭
(
かしら
)
に
神
(
かみ
)
舍
(
やど
)
ると世の
諺
(
ことわざ
)
も
僞
(
いつは
)
りかや
嗟
(
あゝ
)
情
(
なさけ
)
なきことどもなりと神を
恨
(
うら
)
み佛を
詫
(
かこ
)
ち
頻
(
しき
)
りに涙に暮居たり伊藤半右衞門は大いに
急立
(
せきたて
)
一言の答へなきは
愈々
(
いよ/\
)
僞りなるべし白状せぬからは
骨
(
ほね
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
去年同じ里の美少年
某
(
なにがし
)
と結婚せしこと、その夫は今拿破里にありて明日歸り來るべきこと、二人の子どものあるじの妹にて夫の留守の間來り
舍
(
やど
)
れることなど、話の
裏
(
うち
)
より聞き出せり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
わたくしは以上の事實の斷片を
湊合
(
そうがふ
)
して、
姑
(
しばら
)
く
下
(
しも
)
の如くに推測した。水戸の威公若くは義公の世に、江戸の商家の
女
(
むすめ
)
が水戸家に仕へて、殿樣の胤を
舍
(
やど
)
して下げられた。此女の生んだ子は商人になつた。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
取りあげ如何にも
痩衰
(
やせおとろ
)
へたる
其體
(
そのてい
)
千辛萬苦の
容子
(
ようす
)
自然と面に顯はれたり
正直
(
しやうぢき
)
の
頭
(
かうべ
)
に
舍
(
やど
)
り給ふ天神地祇云ず
語
(
かたら
)
ず
神明
(
しんめい
)
の
加護
(
かご
)
にや大岡殿夫婦の
體
(
てい
)
最
(
いと
)
憐然
(
あはれ
)
に思されコリヤ九助其の方は如何なる
意趣
(
いしゆ
)
有て親類
縁者
(
えんじや
)
たる惣内夫婦を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
舍
部首:⾆
8画
“舍”を含む語句
田舍
田舍娘
牢舍
旅舍
舍弟
田舍者
小舍
倶舍
舍屋
田舍訛
獄舍
田舍風
校舍
舍兄
雨舍
片田舍
舍利
精舍
舍人
田舍物
...