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能狂言
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のうきょうげん
ふりがな文庫
“
能狂言
(
のうきょうげん
)” の例文
すると
或
(
あ
)
る
時
(
とき
)
、
鎌倉
(
かまくら
)
のある
所
(
ところ
)
に、
能狂言
(
のうきょうげん
)
の
催
(
もよう
)
しがありまして、
親子
(
おやこ
)
三
人
(
にん
)
連
(
つ
)
れでその
見物
(
けんぶつ
)
に
出掛
(
でか
)
けました
折
(
おり
)
、
不図
(
ふと
)
間近
(
まじか
)
の
席
(
せき
)
に
人品
(
じんぴん
)
の
賎
(
いや
)
しからぬ
若者
(
わかもの
)
を
見
(
み
)
かけました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
そこで、十五日に催す
能狂言
(
のうきょうげん
)
とか、登城の帰りに客に行くとか云う事は、見合せる事になったが、御奉公の一つと云う
廉
(
かど
)
で、出仕だけは
止
(
や
)
めにならなかったらしい。
忠義
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
まだ織田信長が
尾張
(
おわり
)
にいたころから、
秀吉
(
ひでよし
)
の
伯母聟
(
おばむこ
)
になる
杉原七郎左衛門
(
すぎはらしちろうざえもん
)
という人が、
清洲
(
きよす
)
に住んで
連尺商
(
れんじゃくあきな
)
いをしていたという話があり、また「
茶壺
(
ちゃつぼ
)
」という
能狂言
(
のうきょうげん
)
では
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
神楽は村の
能狂言
(
のうきょうげん
)
、神官が家元で、村の器用な若者等が
神楽師
(
かぐらし
)
をする。無口で大兵の鉄さんが気軽に太鼓をうったり、気軽の亀さんが
髪髯
(
かみひげ
)
蓬々
(
ぼうぼう
)
とした面をかぶって真面目に舞台に立ちはだかる。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
能狂言
(
のうきょうげん
)
と並びて決して無価値のものに非らずと信ずるに至りしなり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
そうそう
風流
(
ふうりゅう
)
な、
優
(
や
)
さしい
遊
(
あそ
)
びも
少
(
すこ
)
しはありました。それは
主
(
しゅ
)
として
能狂言
(
のうきょうげん
)
、
猿楽
(
さるがく
)
などで、
家来達
(
けらいたち
)
の
中
(
なか
)
にそれぞれその
道
(
みち
)
の
巧者
(
こうしゃ
)
なのが
居
(
お
)
りまして、
私達
(
わたくしたち
)
も
時々
(
ときどき
)
見物
(
けんぶつ
)
したものでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
能
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
狂
常用漢字
中学
部首:⽝
7画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“能”で始まる語句
能
能登
能力
能々
能書
能代
能事
能弁
能美
能勢