“能弁”の読み方と例文
旧字:能辯
読み方割合
のうべん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ト末の方はもはや命令的に、早口に能弁のうべんにまくし立てた。そのあとについて和尚は例の小さな円い眼に力を入れて睜開そうかいしながら
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
これがフランスじんの会合であったならば、雄弁ゆうべん能弁のうべんジェスチュアその他ドラマチックの動作どうさがさだめしみごとなものであったろうと想像さる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
羽柴秀長は、藤堂高虎にはかって、もう敵方も参ったであろうと、能弁のうべんな一臣下を、使いとして、敵の一拠点いちきょてん、丸山の陣へ
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)