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經
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きやう
ふりがな文庫
“
經
(
きやう
)” の例文
新字:
経
道端に坐つて、朝から晩までお
經
(
きやう
)
を讀んで居たのが、何か食ひ物でも惡かつたか、今日の晝頃のた打ち廻つて死んで了つたさうです。
銭形平次捕物控:023 血潮と糠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そも
女人
(
をんな
)
は、一
代
(
だい
)
五千
卷
(
くわん
)
、七千餘卷のどの
經
(
きやう
)
にも
佛
(
ほとけ
)
になれないと
厭
(
きら
)
はれてゐるが、
法華經
(
ほけきやう
)
ばかりには
女人
(
によにん
)
佛
(
ほとけ
)
になると説かれてゐる。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
大根
(
だいこん
)
の
時雨
(
しぐれ
)
、
干菜
(
ほしな
)
の
風
(
かぜ
)
、
鳶
(
とび
)
も
烏
(
からす
)
も
忙
(
せは
)
しき
空
(
そら
)
を、
行
(
ゆ
)
く
雲
(
くも
)
のまゝに
見
(
み
)
つゝ
行
(
ゆ
)
けば、
霜林
(
さうりん
)
一寺
(
いちじ
)
を
抱
(
いだ
)
きて
峯
(
みね
)
靜
(
しづか
)
に
立
(
た
)
てるあり。
鐘
(
かね
)
あれども
撞
(
つ
)
かず、
經
(
きやう
)
あれども
僧
(
そう
)
なく、
柴
(
しば
)
あれども
人
(
ひと
)
を
見
(
み
)
ず、
師走
(
しはす
)
の
市
(
まち
)
へ
走
(
はし
)
りけむ。
月令十二態
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
破
(
や
)
れしみ
經
(
きやう
)
や讀むべき。
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
餞別
(
せんべつ
)
に貰つた小判の百兩を懷中に深く祕め、編笠に面體を隱したまゝ、先づ日頃信心する觀音樣の近くに陣取つて心靜かにうろ
覺
(
おぼ
)
えのお
經
(
きやう
)
を
誦
(
ず
)
し乍ら
銭形平次捕物控:023 血潮と糠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
ガラツ八は吉三郎の家を宵まで見張りましたが、町内の百
萬遍
(
まんべん
)
の講中が來たのと、お
通夜
(
つや
)
の小坊主が、お義理だけの
經
(
きやう
)
をあげた外には、何の變りもありません。
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「そんな事はしねえが、説教はする。八宗兼學の大した修業者だが、この世の慾を絶つて、小さい
庵室
(
あんしつ
)
に籠り、若い弟子の鐵童と一緒に、朝夕お
經
(
きやう
)
ばかり讀んでゐる」
銭形平次捕物控:104 活き仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
次第に
弔問
(
てうもん
)
の客も多くなりましたが、平次は伊八に注意して、五六人の僧を呼び、引つ切なしに
經
(
きやう
)
を讀ませて、町内中に知れ渡るほどの、最も盛大なお通夜を營ませました。
銭形平次捕物控:155 仏像の膝
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
五兵衞の死骸は、綺麗に洗ひ清めて、別間でお
經
(
きやう
)
を上げて居りました。
銭形平次捕物控:072 買つた遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「丁度夜半のお
經
(
きやう
)
が濟んだ頃だ。曲者が今頃動き出してゐるぜ」
銭形平次捕物控:153 荒神箒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
經
部首:⽷
13画
“經”を含む語句
經緯
經驗
經過
讀經
御經
看經
經歴
經文
聖經
法華經
佛説阿彌陀經
經營者
經机
經度
稱讃淨土經
經濟
經帷子
神經
神經質
經師屋
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