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細螺
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きしやご
ふりがな文庫
“
細螺
(
きしやご
)” の例文
廻
(
まわ
)
れ/\
水車
(
みづぐるま
)
を
小音
(
こおん
)
に
唱
(
うた
)
ひ
出
(
だ
)
す、
美登利
(
みどり
)
は
衆人
(
おほく
)
の
細螺
(
きしやご
)
を
集
(
あつ
)
めて、さあ
最
(
も
)
う一
度
(
ど
)
はじめからと、これは
顏
(
かほ
)
をも
赤
(
あか
)
らめざりき。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
美登利は
衆人
(
おほく
)
の
細螺
(
きしやご
)
を集めて、さあ最う一度はじめからと、これは顏をも赤らめざりき。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何
(
ど
)
うもしない、と
氣
(
き
)
の
無
(
な
)
い
返事
(
へんじ
)
をして、
上
(
うへ
)
へあがつて
細螺
(
きしやご
)
を
數
(
かぞ
)
へながら、
本當
(
ほんたう
)
に
嫌
(
い
)
やな
小僧
(
こぞう
)
とつては
無
(
な
)
い、
表向
(
おもてむ
)
きに
威張
(
ゐば
)
つた
喧嘩
(
けんくわ
)
は
出來
(
でき
)
もしないで、
温順
(
をとな
)
しさうな
顏
(
かほ
)
ばかりして
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
その外には小さき子供の二三人寄りて
細螺
(
きしやご
)
はじきの幼なげな事して遊ぶほどに、美登利ふと耳を立てゝ、あれ誰れか買物に來たのでは無いか溝板を踏む足音がするといへば、おや左樣か
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
その外には小さき子供の二三人寄りて
細螺
(
きしやご
)
はじきの幼なげな事して遊ぶほどに、美登利ふと耳を立てて、あれ
誰
(
た
)
れか買物に来たのでは無いか
溝板
(
どぶいた
)
を踏む足音がするといへば、おやさうか
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
その
外
(
ほか
)
には
小
(
ちい
)
さき
子供
(
こども
)
の二三
人
(
にん
)
寄
(
よ
)
りて
細螺
(
きしやご
)
はじきの
幼
(
おさ
)
なげな
事
(
こと
)
して
遊
(
あそ
)
ぶほどに、
美登利
(
みどり
)
ふと
耳
(
みゝ
)
を
立
(
た
)
てゝ、あれ
誰
(
た
)
れか
買物
(
かひもの
)
に
來
(
き
)
たのでは
無
(
な
)
いか
溝板
(
どぶいた
)
を
踏
(
ふ
)
む
足音
(
あしおと
)
がするといへば、おや
左樣
(
さう
)
か
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
上へあがつて
細螺
(
きしやご
)
を数へながら、本当に嫌やな小僧とつては無い、表向きに威張つた喧嘩は出来もしないで、
温順
(
をとな
)
しさうな顔ばかりして、根性がくすくすしてゐるのだもの憎くらしからうでは無いか
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
細
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
螺
漢検準1級
部首:⾍
17画
“細”で始まる語句
細
細々
細君
細工
細面
細作
細引
細流
細道
細紐