“きしやご”の漢字の書き方と例文
語句割合
細螺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まわれ/\水車みづぐるま小音こおんうたす、美登利みどり衆人おほく細螺きしやごあつめて、さあう一はじめからと、これはかほをもあからめざりき。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
美登利は衆人おほく細螺きしやごを集めて、さあ最う一度はじめからと、これは顏をも赤らめざりき。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
うもしない、と返事へんじをして、うへへあがつて細螺きしやごかぞへながら、本當ほんたうやな小僧こぞうとつてはい、表向おもてむきに威張ゐばつた喧嘩けんくわ出來できもしないで、温順をとなしさうなかほばかりして
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その外には小さき子供の二三人寄りて細螺きしやごはじきの幼なげな事して遊ぶほどに、美登利ふと耳を立てゝ、あれ誰れか買物に來たのでは無いか溝板を踏む足音がするといへば、おや左樣か
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その外には小さき子供の二三人寄りて細螺きしやごはじきの幼なげな事して遊ぶほどに、美登利ふと耳を立てて、あれれか買物に来たのでは無いか溝板どぶいたを踏む足音がするといへば、おやさうか
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そのほかにはちいさき子供こどもの二三にんりて細螺きしやごはじきのおさなげなことしてあそぶほどに、美登利みどりふとみゝてゝ、あれれか買物かひものたのではいか溝板どぶいた足音あしおとがするといへば、おや左樣さう
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)