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立浪
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たつなみ
ふりがな文庫
“
立浪
(
たつなみ
)” の例文
最早
(
もはや
)
疑
(
うたが
)
ふ
事
(
こと
)
は
出來
(
でき
)
ぬ、
海蛇丸
(
かいだまる
)
は
今
(
いま
)
や
立浪
(
たつなみ
)
跳
(
をど
)
つて
海水
(
かいすい
)
淺
(
あさ
)
き、
此
(
この
)
海上
(
かいじやう
)
で
我
(
わ
)
が
弦月丸
(
げんげつまる
)
を
一撃
(
いちげき
)
の
下
(
もと
)
に
撃沈
(
げきちん
)
せんと
企圖
(
くわだ
)
てゝ
居
(
を
)
るのだ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
航海中は毎日の嵐で、始終船中に波を打上げる。今でも私は覚えて居るが、甲板の下に居ると上に四角な窓があるので、船が傾くとその窓から
大洋
(
たいよう
)
の
立浪
(
たつなみ
)
が
能
(
よ
)
く見える。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
譬
(
たと
)
えば黒い
珊瑚碓
(
さんごしょう
)
のごとく、
堆
(
うずたか
)
く築いて、青く白く、
立浪
(
たつなみ
)
を砕くように床の縁下へ
蟠
(
わだかま
)
ったのが、三間四面の御堂を、組桟敷のごとく、さながら枝の上に支えていて、下蔭はたちまち、ぞくりと寒い
神鷺之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
眺
(
なが
)
めると
闇黒
(
あんこく
)
なる
右舷
(
うげん
)
左舷
(
さげん
)
の
海上
(
かいじやう
)
は
尋常
(
たゞ
)
ならず
浪
(
なみ
)
荒
(
あら
)
く、
白馬
(
はくば
)
の
如
(
ごと
)
き
立浪
(
たつなみ
)
の
跳
(
をど
)
るのも
見
(
み
)
える。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
印度洋
(
インドやう
)
とて
千尋
(
せんじん
)
の
水深
(
ふかさ
)
ばかりではない、
斯
(
か
)
く
立浪
(
たつなみ
)
の
騷
(
さわ
)
いで
居
(
を
)
るのは、
確
(
たしか
)
に
其邊
(
そのへん
)
に
大暗礁
(
だいあんせう
)
の
横
(
よこたは
)
つて
居
(
を
)
るとか、
今
(
いま
)
しも
我
(
わ
)
が
弦月丸
(
げんげつまる
)
の
進航
(
しんかう
)
しつゝある
航路
(
かうろ
)
の
底
(
そこ
)
は
一面
(
いちめん
)
の
大海礁
(
だいかいせう
)
で
蔽
(
おほ
)
はれて
居
(
お
)
るのであらう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“立浪”の解説
立浪(たつなみ)は、日本相撲協会の年寄名跡のひとつ。明治維新以降創設と比較的新しい名跡ではあるものの、それまで四股名として名乗るものが多かった「立浪」をなぜ初代がいきなり名乗ったかなど、創設に関するその由来は定かではない。
(出典:Wikipedia)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
浪
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞