トップ
>
突飛
>
つきとば
ふりがな文庫
“
突飛
(
つきとば
)” の例文
全体侍たるものが弱いものいじめをして歩くは宜しくないこと、あまりお情ない、
俄
(
にわか
)
盲目で感の悪いものを
突飛
(
つきとば
)
すとはお情ない人々だ
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ニキタはぱツと
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けるより、
阿修羅王
(
あしゆらわう
)
の
荒
(
あ
)
れたる
如
(
ごと
)
く、
兩手
(
りやうて
)
と
膝
(
ひざ
)
でアンドレイ、エヒミチを
突飛
(
つきとば
)
し、
骨
(
ほね
)
も
碎
(
くだ
)
けよと
其鐵拳
(
そのてつけん
)
を
眞向
(
まつかう
)
に、
健
(
したゝ
)
か
彼
(
かれ
)
の
顏
(
かほ
)
を
敲
(
たゝ
)
き
据
(
す
)
ゑた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
遂
(
とぐ
)
べしと存ずるなり何とて
僞
(
いつは
)
りを申べきと問答の中に
疾
(
はや
)
曉
(
あけがた
)
に
近
(
ちか
)
くなりければ安五郎は
急
(
いそ
)
ぎ
立去
(
たちさら
)
んとしけるをお粂は
先
(
まづ
)
待
(
また
)
れよと引
止
(
とめ
)
る故安五郎は
面倒
(
めんだう
)
なりと
突飛
(
つきとば
)
すを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
夫
(
それ
)
だのに藻西太郎と云う奴は本統に
酷
(
ひど
)
い奴ですよ、
何
(
ど
)
うでしょう其泣て居る我が女房を
邪慳
(
じゃけん
)
にも
突飛
(
つきとば
)
しました、本統に自分の
敵
(
かたき
)
とでも云う様に荒々しく突飛しました
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
ハタと
突飛
(
つきとば
)
しましたが、必死の力は思いの外強く、繁代は兄の腕を離れなかったのです。
江戸の火術
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
なんかと騒ぎのなかで喧嘩が始まり、一層にごった返して、子供や
老人
(
としより
)
は
踏
(
ふみ
)
つぶされるやら、
突飛
(
つきとば
)
さるゝやら、イヤもう大変の騒動でございます。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ニキタはぱッと
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けるより、
阿修羅王
(
あしゅらおう
)
の
荒
(
あ
)
れたる
如
(
ごと
)
く、
両手
(
りょうて
)
と
膝
(
ひざ
)
でアンドレイ、エヒミチを
突飛
(
つきとば
)
し、
骨
(
ほね
)
も
砕
(
くだ
)
けよとその
鉄拳
(
てっけん
)
を
真向
(
まっこう
)
に、
健
(
したた
)
か
彼
(
かれ
)
の
顔
(
かお
)
を
敲
(
たた
)
き
据
(
す
)
えた。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
正「道理で
私
(
わたくし
)
を法印と間違えました、これは
突飛
(
つきとば
)
しましょう、
彼
(
あ
)
の様子では、あんな奴をなぜ飼って置くのです、早く追い出しておしまいなさいまし」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
修行者が
後
(
うしろ
)
から
突飛
(
つきとば
)
したから、ぐしゃッと彦五郎が倒れると、恐ろしい目方の物が上へ載ったから動きも引きも出来ない、すると修行者に
首領
(
かしら
)
が打たれたと云うから
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
縁側から
突飛
(
つきとば
)
したり…こんなに
疵
(
きず
)
が有るよ、あのね
裁縫
(
しごと
)
が出来ないに出来る振をして、お父さんが帰ると広げて出来る振をして居るの、お父さんが出て
行
(
ゆ
)
くと、
突然
(
いきなり
)
片付けて
豌豆
(
えんどうまめ
)
が好きで
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
村「あい、さア、友さん早く私を
突飛
(
つきとば
)
しておくんなさい」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“突飛”の意味
《名詞》
出し抜けなこと。思いもよらないこと。
考えなどが奇抜なこと。
(出典:Wiktionary)
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
飛
常用漢字
小4
部首:⾶
9画
“突飛”で始まる語句
突飛物
突飛千万