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石疊
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いしだたみ
ふりがな文庫
“
石疊
(
いしだたみ
)” の例文
新字:
石畳
石疊
(
いしだたみ
)
で
穿下
(
ほりおろ
)
した
合目
(
あはせめ
)
には、
此
(
こ
)
のあたりに
産
(
さん
)
する
何
(
なん
)
とかいふ
蟹
(
かに
)
、
甲良
(
かふら
)
が
黄色
(
きいろ
)
で、
足
(
あし
)
の
赤
(
あか
)
い、
小
(
ちひ
)
さなのが
數限
(
かずかぎり
)
なく
群
(
むらが
)
つて
動
(
うご
)
いて
居
(
ゐ
)
る。
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「そのまゝ八つに疊んで帶の間へ挾んで、御神籤所から段々を降りて
石疊
(
いしだたみ
)
を
踏
(
ふ
)
んで、
仁王門
(
にわうもん
)
を出て、粂の平内樣のお堂の前へ立つて、帶の間から先刻の御神籤を出して格子に結はへるんで」
銭形平次捕物控:138 第廿七吉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一瀬
(
ひとせ
)
を
低
(
ひく
)
い
瀧
(
たき
)
に
颯
(
さつ
)
と
碎
(
くだ
)
いて、
爽
(
さわや
)
かに
落
(
お
)
ちて
流
(
なが
)
るゝ、
桂川
(
かつらがは
)
の
溪流
(
けいりう
)
を、
石疊
(
いしだたみ
)
で
堰
(
せ
)
いた
水
(
みづ
)
の
上
(
うへ
)
を
堰
(
せき
)
の
其
(
そ
)
の
半
(
なか
)
ばまで、
足駄穿
(
あしだばき
)
で
渡
(
わた
)
つて
出
(
で
)
て、
貸浴衣
(
かしゆかた
)
の
尻
(
しり
)
からげ。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
櫻
(
さくら
)
か、
海棠
(
かいだう
)
かと
思
(
おも
)
ふ、
巨
(
おほき
)
なつゝじの、
燃立
(
もえた
)
つやうなのを
植
(
うゑ
)
て、
十鉢
(
とはち
)
ばかりずらりと
並
(
なら
)
べた——
紅
(
べに
)
を
流
(
なが
)
したやうなのは、
水打
(
みづう
)
つた
石疊
(
いしだたみ
)
に
其
(
そ
)
の
影
(
かげ
)
が
映
(
うつ
)
つたのである。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
疊
部首:⽥
22画
“石”で始まる語句
石
石鹸
石垣
石塊
石見
石燈籠
石榴
石膏
石楠花
石碑