“いしだたみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
31.9%
石甃27.7%
石畳23.4%
石疊8.5%
甃石6.4%
石逕2.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
既に木乃伊ミイラにされたダメス王自身でさえも、一平民と同様に法廷のいしだたみにひれ伏した位でありました。
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
私は別に黄檗山万福寺を訪ふたびにその材木やいしだたみや壁に隠元の血の香をかいでゐるわけではありません。
女占師の前にて (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
門内にはそのむかし雷火に打たれたという松の大木がそのままに横たわって、古い石甃いしだたみは秋草に埋められていた。
石甃いしだたみの路の上を、疲れ切つた流浪人るらうにんのやうな足どりで歩いて居る彼の心のなかへ、せつなく込上げて来ることが
山西は石畳いしだたみになった仲店の前を下駄げた引摺ひきずるようにして、電車通りの方へ歩いていた。
水魔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
二人ふたり小僧こぞうさんは、たるまえ石畳いしだたみうえで、たがいにしあい、もみいしていました。
日の当たる門 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そのまゝ八つに疊んで帶の間へ挾んで、御神籤所から段々を降りて石疊いしだたみんで、仁王門にわうもんを出て、粂の平内樣のお堂の前へ立つて、帶の間から先刻の御神籤を出して格子に結はへるんで」
石疊いしだたみ穿下ほりおろした合目あはせめには、のあたりにさんするなんとかいふかに甲良かふら黄色きいろで、あしあかい、ちひさなのが數限かずかぎりなくむらがつてうごいてる。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
數千の鴿はとは廣こうぢを飛びかひて、甃石いしだたみの上に𩛰あされり。
流るるこの甃石いしだたみ、都大路、
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
山の降り口は石逕いしだたみになっている。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)