“王(みこ)” の例文
それで王(みこ)はその女鳥王(めとりのみこ)をお嫁になさいました。そして天皇に対しては、いつまでもご返事を申しあげないままでいらっしゃいました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
また丸邇(わに)の臣の祖先のヒコクニオケツの命の妹のオケツ姫の命と結婚してお生みになつた御子はヒコイマスの王(みこ)お一方です。
皇子(みこ)等(たち)共に対(こた)へて曰(いは)く、理実(ことわり)灼然(いやちこ)なり。則ち草壁皇子尊先(ま)づ進みて盟ひて曰(いは)く、天神(あまつかみ)地祇(くにつかみ)、及び天皇(すめらみこと)証(あきら)めたまへ、吾(おの)れ兄弟長幼、并(あは)せて十余の王(みこ)、各(おのおの)異腹(ことはら)より出(い)づ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
王(みこ)はどんどん土をかけられて、腰(こし)までお埋められになったとき両方(りょうほう)のお目の玉が飛び出して、それなり死んでおしまいになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
ここに御供に遣さえたる王(みこ)たち、聞き歡び見喜びて、御子は檳榔(あぢまさ)の長穗(ながほ)の宮二三にませまつりて、驛使(はゆまづかひ)をたてまつりき。
「蘇我臣(そがのおみ)入鹿独(ひと)り、上宮(かむつみや)の王(みこ)等(たち)を廃(す)てて、古人大兄(ふるひとおひね)を立てて、天皇と為さむとすることを謀(はか)る。」
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
そのとき菟田首(うたのおびと)という人の娘(むすめ)で、王(みこ)がかねがねお嫁(よめ)にもらおうと思っておいでになる、大魚(おうお)という美しい女の人も来あわせておりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
「旦波(たには)の比古多多須美智能宇斯(ひこたたすみちのうし)の王(みこ)が女、名は兄比賣(えひめ)弟比賣(おとひめ)、この二柱の女王(ひめみこ)、淨き公民(おほみたから)にませば、使ひたまふべし」
蘇我入鹿はこの王(みこ)を憎んだ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
八絃(やつを)の琴を調(しら)べたるごと六、天の下治(し)らし給(た)びし、伊耶本和氣(いざほわけ)の天皇七の御子、市の邊の押齒の王(みこ)の、奴(やつこ)、御末(みすゑ)八。