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爺
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ぢゞい
ふりがな文庫
“
爺
(
ぢゞい
)” の例文
いけ
年
(
どし
)
を
為
(
し
)
た
爺
(
ぢゞい
)
が、
女色
(
いろ
)
に
迷
(
まよ
)
ふと
思
(
おも
)
はつしやるな。
持
(
も
)
たぬ
孫
(
まご
)
の
可愛
(
かあい
)
さも、
見
(
み
)
ぬ
極楽
(
ごくらく
)
の
恋
(
こひ
)
しいも、これ、
同
(
おな
)
じ
事
(
こと
)
と
考
(
かんが
)
えたゞね。……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
渡船小屋は疎らな林の縁にあつて、此方から呼ぶと、
爺
(
ぢゞい
)
が声に応じて出て来た。舟は渦を衝いて凄じく流れる。それを爺は巧に棹に
撑
(
さゝ
)
へて、岸へ/\と近寄つて来る。
草津から伊香保まで
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
八五郎につれて來られたのは、五十前後の
喰
(
く
)
へさうも無い
爺
(
ぢゞい
)
でした。
銭形平次捕物控:297 花見の留守
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「へい、
些
(
ちつ
)
と
爺
(
ぢゞい
)
には
似合
(
にあ
)
ひましねえ、
村
(
むら
)
の
衆
(
しゆ
)
も
笑
(
わら
)
ふでがすが、
八才
(
やつつ
)
ぐれえな
小児
(
こども
)
だね、へい、
菊松
(
きくまつ
)
つて
言
(
い
)
ふでがすよ。」
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
續
(
つゞ
)
いて
引掛
(
ひつかゝ
)
つたのが、
同
(
おな
)
じ
家
(
いへ
)
の
子守兒
(
こもりつこ
)
で
二人
(
ふたり
)
、三
人目
(
にんめ
)
は、
部屋頭
(
へやがしら
)
何
(
なん
)
とか
云
(
い
)
ふ
爺
(
ぢゞい
)
の
女房
(
にようばう
)
であつた。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“爺(おじいさん)”の解説
おじいさん(お爺さん/お祖父さん)は、日本語において、直系尊属2親等にあたる男性(祖父)、もしくは高齢の男性を指す一般語として使用される。対義語はおばあさん、または孫息子。
(出典:Wikipedia)
爺
漢検準1級
部首:⽗
13画
“爺”を含む語句
老爺
阿爺
爺様
親爺
父爺
爺々
爺婆
因業爺
爺奴
爺親
狸爺
中爺
山爺
爺樣
好々爺
御爺
国姓爺
花咲爺
爺仁
頑固爺
...