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江丸
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えまる
ふりがな文庫
“
江丸
(
えまる
)” の例文
ここでは国見岳(四四二〇尺)が正面に見え、左に妙見右に
江丸
(
えまる
)
と外輪山が、環状に
堵列
(
とれつ
)
して
普賢
(
ふけん
)
に
向
(
むか
)
っている
有様
(
ありさま
)
がよく分かる。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
浪
(
なみ
)
の
江丸
(
えまる
)
とは、
例
(
れい
)
の
反古
(
はご
)
新聞
(
しんぶん
)
に
記
(
しる
)
されて
居
(
を
)
つた
名
(
な
)
で、はじめ、
大佐
(
たいさ
)
の
一行
(
いつかう
)
を
此
(
この
)
島
(
しま
)
へ
搭
(
の
)
せて
來
(
き
)
た
一大
(
いちだい
)
帆前船
(
ほまへせん
)
、あゝ、あの
船
(
ふね
)
も、
今
(
いま
)
は
何
(
なに
)
かの
理由
(
りいう
)
で、
此
(
この
)
海岸
(
かいがん
)
にあらずなつたかと
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
橋
(
はし
)
の
詰
(
つめ
)
に、——
丹後行
(
たんごゆき
)
、
舞鶴行
(
まひづるゆき
)
——
住
(
すみ
)
の
江丸
(
えまる
)
、
濱鶴丸
(
はまづるまる
)
と
大看板
(
おほかんばん
)
を
上
(
あ
)
げたのは
舟宿
(
ふなやど
)
である。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
また
野母
(
のも
)
半島を越して玄界灘の水平線と思わるる
霞
(
かすみ
)
の奥に、五島列島が淡く並んで見える。国見と
江丸
(
えまる
)
山の彼方には、有明海が彎曲して現れる。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
浪
(
なみ
)
の
江丸
(
えまる
)
さへ
無事
(
ぶじ
)
であつたら、
私
(
わたくし
)
が
巧
(
うま
)
く
舵
(
かぢ
)
をとつて、
直
(
す
)
ぐに
日本
(
につぽん
)
まで
送
(
おく
)
つてあげるのだが、
此前
(
このまへ
)
の
大嵐
(
おほあらし
)
の
晩
(
ばん
)
に、とうとう
磯
(
いそ
)
に
打上
(
うちあ
)
げられて、めちや/\になつて
仕舞
(
しま
)
つたから
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
高岩岳を外輪山とする西雲仙火山と、普賢岳を中央火口丘とし、国見、妙見、
江丸
(
えまる
)
山
等
(
とう
)
を外輪山とする東雲仙火山との交錯から出来上っている連峰を指すのである。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
『あゝ、
此樣
(
こん
)
な
時
(
とき
)
に、せめて
浪
(
なみ
)
の
江丸
(
えまる
)
が
無難
(
ぶなん
)
であつたらば。』と
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
の
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
た。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
江
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
丸
常用漢字
小2
部首:⼂
3画
“江”で始まる語句
江戸
江州
江
江戸児
江湖
江戸子
江刺
江夏
江東
江戸川