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毛布
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もうふ
ふりがな文庫
“
毛布
(
もうふ
)” の例文
ばったり であった ひつじかいのおかみさんから、ごわごわの
毛布
(
もうふ
)
をはぎとって、それを、
王
(
おう
)
さまのところへ もってかえってきました。
三まいの 鳥のはね
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
四人は四日分の
食料
(
しょくりょう
)
を
準備
(
じゅんび
)
した、めいめい一ちょうの
旋条銃
(
せんじょうじゅう
)
と、短
銃
(
じゅう
)
をたずさえ、ほかに
斧
(
おの
)
、
磁石
(
じしゃく
)
、
望遠鏡
(
ぼうえんきょう
)
、
毛布
(
もうふ
)
などを持ってゆくことにした。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
そして自分で出かけて行って、
品
(
しな
)
もあろう事かまっ
赤
(
か
)
な
毛布
(
もうふ
)
を一枚買って帰って来た。葉子はとうとう
我
(
が
)
を折って最終列車で東京に帰る事にした。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
やがてかれが
陸軍大将
(
りくぐんたいしょう
)
の
軍服
(
ぐんぷく
)
を着て、手足をいっぱいにつっぱったまま、
毛布
(
もうふ
)
の上に横になっているのを見た。かれはねむっているように見えた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
笠
(
かさ
)
をかぶった
人
(
ひと
)
や
毛布
(
もうふ
)
を
着
(
き
)
た
人々
(
ひとびと
)
が、トラックがくるとあわてて
道
(
みち
)
を
開
(
ひら
)
いて、どろのとばしりをかけられまいとして、うらめしそうに
見送
(
みおく
)
るのでした。
東京の羽根
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
シューラは
素早
(
すばや
)
くはね
起
(
お
)
きて、
毛布
(
もうふ
)
を
床
(
ゆか
)
へおっぽり
出
(
だ
)
すと、はだしで
冷
(
つめた
)
い
床板
(
ゆかいた
)
をぱたぱたと大きく
鳴
(
な
)
らしながら、ママのところへ
飛
(
と
)
んで
行
(
い
)
き、いきなりこうわめいた。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
俄
(
にわ
)
かに戸があいて、赤い
毛布
(
もうふ
)
でこさえたシャツを
着
(
き
)
た
若
(
わか
)
い
血色
(
けっしょく
)
のいい男がはいって来ました。
耕耘部の時計
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
トランプをしていた者は、トランプを
毛布
(
もうふ
)
のうえにたたきつけ、古雑誌を読んでいたものは折目をつけてページをとじ、いずれも寝台からいそいでとび下り、食堂の方へ走って行った。
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その上常子に見られぬように脚の先を
毛布
(
もうふ
)
に隠してしまうのはいつも容易ならぬ冒険である。常子は
昨夜
(
ゆうべ
)
寝る前に『あなたはほんとうに寒がりね。腰へも毛皮を巻いていらっしゃるの?』
馬の脚
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
かけ物の
毛布
(
もうふ
)
はうまやから、もう古くなって馬が着ても
暖
(
あたた
)
かくなくなったようなしろものを、持って来たにちがいない。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
守備をかためた年長組は思わず耳をおおい、地にふし、幼年組は寝台にとびこんで、
毛布
(
もうふ
)
のなかに頭をつきこんだ。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
(ふむ。——いや、それにもおよばん。
毛布
(
もうふ
)
をよくかけといてやれ)
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
毛布
(
もうふ
)
はよく温まっていた。それで小ざるはその中にくるまれて、親方のチョッキの下のすぐ
胸
(
むね
)
に当たる所へ入れられた。わたしたちの仕度ができた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
年少者はいずれも
毛布
(
もうふ
)
を頭からかぶって、うつぶせになった、すると富士男はふたたびトンネルから出てきた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
明かりがただ二つ三つ
窓
(
まど
)
に見えた。マチアとわたしは
毛布
(
もうふ
)
の下にもぐった。しばらくのあいだ寒い風がふいていた。くちびるに
舌
(
した
)
を当てると、
塩
(
しお
)
からい味がした。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
もうわたしの正気は
失
(
うしな
)
われかけていた。ちょうどきわどいところであった。けれどまだ運ばれて行くという
意識
(
いしき
)
だけはあった。わたしは
救助員
(
きゅうじょいん
)
たちが水をくぐって出て行ったあとで、
毛布
(
もうふ
)
に
包
(
つつ
)
まれた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
“毛布”の意味
《名詞》
毛布(もうふ)
主に寝具として用いる厚手の毛織物。ブランケット。
(出典:Wiktionary)
“毛布”の解説
毛布(もうふ、en: blanket ブランケット)は、ウールなどを厚く織って(あるいは編んで)起毛などの処理を施した製品。日本語では、「ブランケット」を短縮して「ケット」と呼ばれることもある。
(出典:Wikipedia)
毛
常用漢字
小2
部首:⽑
4画
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
“毛布”で始まる語句
毛布団