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復
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ふたゝ
ふりがな文庫
“
復
(
ふたゝ
)” の例文
山間の
私雨
(
わたくしあめ
)
といふ言葉は實に
斯樣
(
かう
)
いふのをいふのであらう。我等は
此地
(
こゝ
)
の探勝を他日の樂みにして
復
(
ふたゝ
)
び車上の人となつた。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
實
(
げ
)
に佛者は
行
(
おこなひ
)
の
半
(
なかば
)
には、王侯の
召
(
めし
)
にも應ぜずとかや、我ながら心なかりしと、
暫
(
しば
)
し門下に彳みて、鈴の音の絶えしを待ちて
復
(
ふたゝ
)
び
門
(
かど
)
を敲けば、内には
主
(
あるじ
)
の聲として
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
おつぎが
慌
(
あわ
)
てゝ
後
(
うしろ
)
を
向
(
む
)
かうとする
時
(
とき
)
、
復
(
ふたゝ
)
び
劇
(
はげ
)
しく
打
(
う
)
つた
手
(
て
)
がおつぎの
鼻
(
はな
)
に
當
(
あた
)
つた。おつぎは
兩手
(
りやうて
)
で
鼻
(
はな
)
を
抑
(
おさ
)
へて
縮
(
ちゞ
)
まつた。
女同士
(
をんなどうし
)
は
樅
(
もみ
)
の
木陰
(
こかげ
)
に
身
(
み
)
を
峙
(
そば
)
めて
手
(
て
)
の
出
(
だ
)
し
樣
(
やう
)
もなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
一座
復
(
ふたゝ
)
び
哄笑
(
こうせう
)
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
復
(
ふたゝ
)
び其の例に就いて言はうならば、既に一度樹を植ゑたる以上、必ず其の樹は其の人又は他人乃至國家に對して與ふるところが無くて已むものでは無いから
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
聞き兼ねけんと
猜
(
すゐ
)
するまゝ、思ひ入りて擦る数珠の音の声澄みて、と
復
(
ふたゝ
)
び言へば後は言はせず、君にて御坐せしよ、こはいかに、と
涙
(
なんだ
)
に顫ふおろ/\声、言葉の文もしどろもどろに
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
朝食を終つてから宿の主人や
東日
(
とうにち
)
の通信員の案内を得て
復
(
ふたゝ
)
び華嚴の瀧へと向つた。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
復
(
ふたゝ
)
び艇へ戻つて寺ヶ崎の
端
(
はな
)
を廻り、上野島かけて大日崎の方を走ると、艇の位置が變るにつけて四圍の山々も動き、今までは見えなかつた山が姿をあらはしたり、今まで見えた山が隱れて行つたり
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“復”の意味
《形容動詞》
復(また)
「また」を参照。
(出典:Wiktionary)
復
常用漢字
小5
部首:⼻
12画
“復”を含む語句
復習
復讐
往復
恢復
復活
回復
復活祭
復讎
復仇
修復
復興
復誦
反復
報復
亦復
復奏
恢復期
快復
復元
又復
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