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引取
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ひきとり
ふりがな文庫
“
引取
(
ひきとり
)” の例文
引取
(
ひきとり
)
行
(
ゆ
)
き親類方へ
預
(
あづけ
)
置
(
お
)
き其所にて萬事支度を整へ吉日を撰んで婚姻を
取結
(
とりむす
)
ぶ可し光は天晴の者なれば此度は
斯云
(
かくいふ
)
越前守
冰人
(
なかうど
)
と
成
(
なり
)
て取すれば早々婚姻を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其の時にお熊は
何
(
なん
)
でもお
胤
(
たね
)
を
孕
(
はら
)
んで居たがね、屋敷は潰れたから、仕方がねえので深川へ
引取
(
ひきとり
)
、跡は
御家督
(
ごかとく
)
もねえお前さんばかり、ちょうどお前が
三歳
(
みっつ
)
の時だが
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
◎
大阪
(
おおさか
)
俳優
中村福円
(
なかむらふくえん
)
の
以前
(
もと
)
の
住居
(
すまい
)
は、
鰻谷
(
うなぎだに
)
の
東
(
ひがし
)
の
町
(
ちょう
)
であったが、弟子の
琴之助
(
ことのすけ
)
が肺病に
罹
(
かか
)
り余程の重態なれど、
頼母
(
たのも
)
しい親族も無く
難義
(
なんぎ
)
すると聞き自宅へ
引取
(
ひきとり
)
やりしが
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
今時分
(
いまじぶん
)
、こんな
處
(
ところ
)
へ、
運動會
(
うんどうくわい
)
ではありますまい。
矢張
(
やつぱ
)
り
見舞
(
みまひ
)
か、それとも
死體
(
したい
)
を
引取
(
ひきとり
)
に
行
(
ゆ
)
くか、どつち
道
(
みち
)
、
頼
(
たの
)
もしさうなのは、
其
(
その
)
お
媼
(
ばあ
)
さんの、
晃乎
(
きらり
)
と
胸
(
むね
)
に
架
(
か
)
けた、
金屬製
(
きんぞくせい
)
の
十字架
(
じふじか
)
で。——
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
さあ、地獄の
女神
(
めがみ
)
、子供とこの身とをお
引取
(
ひきとり
)
下さい。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
▼ もっと見る
引取
(
ひきとり
)
歸
(
かへ
)
り候途中にて召捕れ
其節
(
そのせつ
)
彼
(
か
)
の隱居人手に懸りし事も承まはり重ね/″\大いに驚き申候と言立るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
髯
(
ひげ
)
を
剃
(
する
)
んではない、
吾身
(
わがみ
)
を
卑
(
いや
)
しめるんだ、
然
(
さ
)
うすると
先方
(
むかう
)
では
惚込
(
ほれこ
)
んだと思ふから、お
引取
(
ひきとり
)
値段
(
ねだん
)
をと
来
(
く
)
る、
其時
(
そのとき
)
買冠
(
かひかぶ
)
りをしないやうに、
其
(
そ
)
の
掛物
(
かけもの
)
へ
瑾
(
きず
)
を
附
(
つ
)
けるんだ。
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
申と入牢の上
拷問
(
がうもん
)
申付るぞと云れしに善右衞門は
青
(
あを
)
くなりハイ
彼
(
かれ
)
は私しが實の娘にてはござりません
伯父
(
をぢ
)
の
娘
(
むすめ
)
なれども兩親相果五歳より
引取
(
ひきとり
)
養育
(
やういく
)
仕つりしと申立る故夫より伯父の名前を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“引取”で始まる語句
引取人
引取手
引取所