幼少えうせう)” の例文
申又傳吉より先日御吟味ごぎんみの節思ひあたりしは源次郎つま千代事に付て段々だん/\御吟味うかゞひしに上臺憑司がむすめに候はん此は私幼少えうせうころ高田城下の祭禮さいれい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
夫人ふじん姿すがたつひ見出みいだこと出來できなかつたのである、わたくし幼少えうせうころから、水泳すいえいにはきはめてたつしてつたので、容易ようゐおぼれるやう氣遣きづかひはない、日出雄少年ひでをせうねんいだ一個いつこ浮標ブイちから
とゞめられしや又藤三郎は幼少えうせうなるを非道ひだう折檻せつかん致さるゝこと我子すけ五郎の爲に行末ゆくすゑしかりなんと思ひ渠等かれら兄弟を殺さすとの心底しんていなるや然樣さやうの惡心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かさねしも女房お光が忠實敷まめ/\しく賃裁縫ちんしごとやら洗濯等せんたくなどなしほそくも朝夕あさゆふけむりたてたゞをつとの病氣全快ぜんくわいさしめ給へと神佛へ祈念きねんかけまづしき中にも幼少えうせうなる道之助の養育やういく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)