左方さはう)” の例文
かく氣味きみわることだとおもつてうちに、あやしふねはだん/\と速力そくりよくして、わが弦月丸げんげつまる左方さはうかすめるやうに※去すぎさとき
同月どうげつ二十三にちにはげんぼうほか玄川子げんせんしくはへて四にんつた。今度こんどは、小徑こみち左方さはう緩斜面くわんしやめん芋畑いもばたけである。
おもり石の左方さはうに畫きたる火山石を人工じんこうにて橢圓体状だゑんたいじやうに爲したる者にして、上下兩面りやうめんの中央には人工にて穿うがくぼめたる穴有り出所は甲斐西八代郡大塚村なり。諸地方しよちはうより出でたる類品るゐひん甚多し。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
同時どうじ星火せいくわはつする榴彈りうだんはつぱつくうび、つゞいて流星りうせいごと火箭くわせんは一ぱつ右方うはう左方さはうながれた。
わたくしはふいとかうべ左方さはうめぐらしたが、たちまち『キヤツ』とさけんでふたゝ甲板かんぱん跳出をどりでた。