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寝静
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ねしず
ふりがな文庫
“
寝静
(
ねしず
)” の例文
旧字:
寢靜
よその
家
(
うち
)
はもう
寝静
(
ねしず
)
まつてゐるので、なんにも
気
(
き
)
が
注
(
つ
)
かないかも知れませんが、わたし達はどうも不安心でなりません。
赤い杭
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
家内
(
かない
)
の
人
(
ひと
)
たちが
寝静
(
ねしず
)
まってしまった
真夜中
(
まよなか
)
ごろ、
独
(
ひと
)
り
起
(
お
)
きて、チャン、チャンと
機
(
はた
)
を
織
(
お
)
っていました。
はまねこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それからは
毎日
(
まいにち
)
毎晩
(
まいばん
)
、
暗
(
くら
)
い
湯殿
(
ゆどの
)
のお
釜
(
かま
)
の
前
(
まえ
)
に
座
(
すわ
)
らせられて、
頭
(
あたま
)
から
灰
(
はい
)
をかぶりながら、
鉢
(
はち
)
かつぎは
水
(
みず
)
をくんだり、
火
(
ひ
)
をたいたり、
朝
(
あさ
)
は
早
(
はや
)
くから
起
(
お
)
こされて、
夜
(
よる
)
はみんなの
寝静
(
ねしず
)
まった
後
(
あと
)
までも
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
人が
寝静
(
ねしず
)
まると始めて夢を
襲
(
おそ
)
う(
欄干
(
らんかん
)
から六尺余りの所を流れる)
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
夜
(
よる
)
になって
人
(
ひと
)
が
寝静
(
ねしず
)
まってから、
独
(
ひと
)
りでぶらぶら
外
(
そと
)
を
歩
(
ある
)
くのが
好
(
す
)
きであった。
電信柱と妙な男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
ある
夜
(
よ
)
、
男
(
おとこ
)
は、いつものように
静
(
しず
)
かな
寝静
(
ねしず
)
まった
町
(
まち
)
の
往来
(
おうらい
)
を
歩
(
ある
)
いていると、
雲突
(
くもつ
)
くばかりの
大男
(
おおおとこ
)
が、あちらからのそりのそりと
歩
(
ある
)
いてきた。
見上
(
みあ
)
げると二、三
丈
(
じょう
)
もあるかと
思
(
おも
)
うような
大男
(
おおおとこ
)
である。
電信柱と妙な男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
寝
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
静
常用漢字
小4
部首:⾭
14画
“寝”で始まる語句
寝
寝衣
寝台
寝床
寝覚
寝室
寝転
寝惚
寝所
寝呆