客様きやくさま)” の例文
旧字:客樣
客様きやくさま被在ゐらつしやるではないかね、ひとあしになんかからまつて贅沢ぜいたくぢやあないか、お前達まへだちむしつてれば沢山たくさんだよ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
先方せんぱうでは貴顕きけんのお客様きやくさまですから丁寧ていねい取扱とりあつかひでございましておかみかたはお二階にかいあるひ奥座敷おくざしきといふのでわたくしつぎのお荷物の中の少々せう/\ばかりの明地あきちかしていたゞく事にあひなりました。
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
このホテルは 地球からのお客様きやくさまむかへるために、わざわざつくつたのです
いゝえ、さうしてあけてかないと、お客様きやくさまとほつても橋銭はしせんいてつてくれません。づるいからね、引籠ひつこもつてだれないと、そゝくさ通抜とほりぬけてしまひますもの。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あなたたちは地きうからの大せつなお客様きやくさまです わるいことにはなりません
(まあ、いゝぢやないか。そんなものは何時いつでもたべられます、今夜こんやはお客様きやくさまがありますよ。)
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「よく、はい、うはさくお客様きやくさまかゝつたやうだね。う、あみ引張ひつぱつて、」
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
なんでございますね、あとでおあがんなさい、お客様きやくさまぢやあゝりませんか。)
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
『お客様きやくさま、お客様きやくさま。』
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
『お客様きやくさまあゝ、』
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)